しゅん日記

適当に更新していきます。

「娼年」読みました。

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おはようございます。

この記事では「娼年」を読み終えた感想を書いていきます。

娼年」は昨年の夏に舞台、そして今年の春には映画にもなって話題になった小説です。ドラマや映画、時にはバラエティ番組でも活躍中の俳優 松坂桃李くんが主演を務めてることでも話題になりましたよね。

この話は、20歳の大学生である領(りょう)の視点で進んでいきます。領は幼い頃に母親を亡くしていて、そのことが原因かどうか。女性やセックスに特別興味を示すことがない青年です。この青年の感情や思考が娼年という仕事を通して変わっていくという話でした。

何よりも読み始めてすぐ思ったのが、性描写が濃厚すぎる!!

本を電車の中で読むことが多いのですが中々に濃厚な描写のせいでたまに勃起してましたね、、

領を買う女性の中には変わった人もいて、人には人のセックスがあると言いますが本当にその通りで、性的興奮は人それぞれ違うところにスイッチがあるんですよ。フィクションだけどノンフィクションみたいな。この言葉を流行らせたいものです。

ただ!この話の凄いところはスケベな官能小説ではない。というところ。

読み始めの頃は、領は感情の一部が欠けた人間。というようなイメージの元読み進めていたのですが読んでいくうちにそのイメージが変わりました。登場人物の中で一番人間味がある。そう捉えられるほどに領と自分を重ねていきました。重なるほどに、セックスとはどういうものなのか。このテーマが自分の中で課題になってきていました。

単純にまんこにちんこを挿れることだといえばそれで正解です。どちらかが気持ちよくなるのもセックスです。相手に対して好きという愛情がなくても成立してしまうのがセックスです。やれ、愛のないセックスはセックスじゃないとかいう輩はちんこでもなんでも切ってしまえば良い。

このテーマ1つの答えなんてないんですよね。

僕はまだ19歳です。風俗を利用したことはないし、セックスをした女性の数も4人しかいない。中には付き合ってもない女性とのもので、相手からの一方通行の愛もありました。でもどれも紛れもなくセックスで。間違えてるものなんて何一つありませんでした。僕の中でのセックスは寂しさを埋めるためのものです。彼女とのセックスだって愛情を確かめるためのものなんて1回だってなかったような気がしてます。はい。

結論として、自分のセックス観を語って終わりましたが官能小説やんけ??とか思わず読んでみると自分だけの考え方などが生まれるかもしれません。

オススメの本なので是非読んでみてくださいね!

次の記事では、朝井リョウさんの「武道館」という本の感想を書いていきます。